INAXライブミュージアム、土・どろんこ館の展覧会
「DISCONNECT/CONNECT[ASAO TOKOLO × NOIZ]幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」の会場デザイン。野老朝雄氏の図形で平面を隙間なく埋め尽くす「タイリング」の世界を、タイルの生々しい素材感、ひんやりとした肌触りといった‘モノ’とプログラミングによるプロジェクションマッピングとそれに呼応した音という‘情報’が同時に混在し、会場に脚を運んで初めて五感で感じられる展示となっています。
会場は大きく2つのエリアで構成しています。エントランス付近には12の辺の上に50角・100角・200角のタイルで充填された800角パネルを10台配置し、その中央には凹凸のある60枚の菱形で構成された瑠璃色のタイルを展示しています。全てのタイルをマグネット仕様とすることで、シンメトリックにもランダムにも組み換え可能な野老紋様を、タイルで表現できるようにしています。また低く緩くあてた照明は、タイルの持つ光沢感を引き出し、時折組み替えられたパターンと呼応し様々な表情を見せます。その奥は、400角のキューブで構成された3mを超える圧倒的大きさのタイルによるピラミット状の造形物が2つ相対するように配置しています。一方は焼き物による野老紋様で、他方は白のタイルにプログラミングでグラフィカルなパターンとして変形し動き出す展示となっています。ひんやりとしたタイルの構造物に腰を掛けプロジェクションマッピングとそれに呼応した音を体感するという、タイルの中に自己を感じる展示となることを意図しました。
【DISCONNECT/CONNECT[ASAO TOKOLO × NOIZ]幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙】 2021年4月24日(土)ー 10月12日(火)
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Project Name
Information
Year
2021
Category
Design Category, Exhibition
Status
Completed
Location
愛知, 日本 Aichi, Japan
Photo Credit
河合秀尚 Hidenao Kawai
URL
Collaborator
野老朝雄 / ビジュアルプログラミング: 白木良 / 音楽: 原摩利彦 / グラフィック: 小木央理
Asao Tokolo / Visual Programing: Ryo Shiraki / Music: Marihiko Hara / Graphic: Ohri Ogi
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