unnamed AR

第14回目の開催となる「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2021」(主催:東京ミッドタウン)は、昨年秋、コロナ禍で移動が制限される中で、かつ約3週間という短い期間で開催されました。NOIZがデザインを担当したメインコンテンツ、"unnamed ー視点を変えて見るデザインー" は、あえて現地にいかないと体感できないインスタレーションとして公開しましたが、この度あらためて当時の制作データを活用して、全く同じ構成と効果を持つバーチャルインスタレーションとしてWeb-AR版を作成、公開することになりました。ARならではの特性を活かし、イベントが終わった後でも、遠隔地からでも、3つのオブジェクトを自在に手元に呼び出して、スケールや見方を変えながら、どこでもだれとでも体験できるようにしています。

スマートフォンで気軽に呼び出せるARモデルのうち実物大モデルでは、実際に制作された高さ4メートルのものと同じ大きさの AR(拡張現実)モデルが目の前に現れ、スマートフォンをのぞき込みながら身体移動することで特定のかたちを探すという体験が、おうちでも学校でも近くの公園でも、好きな場所で行うことができます。これは昨年の展示であえて意図した、身体を使って歩いたりしゃがんだりすることで構造物の見え方が変わる、身体性を取り込んだインタラクティブ性を、あえてAR技術にも応用する試みでもあります。また、シルエットが見えるヒントとなるポイントの表示はデジタル空間ならではの表現になっていて、現実空間とは異なる体験や表示のあり方の試みでもあります。

また、ミニチュア版モデルでは、実際の構造物の1/20縮小モデルを、好きな時にテーブルの上や部屋の中などに、自在に召喚することができます。データ化された構築物とその体験が、場所と時間だけでなくスケールすら自在に、好きな形で選択や編集が可能という、建築のバーチャル体験の新しいあり方の提示です。

現実に作られた作品がデジタルデータとしてアーカイブされることももちろん価値ですが、それだけではなくARやVRモデルとして公開され、体験や活用の形が拡張することで、建築を設計する、作る、改変する、使うという関わり方が大きく変わっていきます。今回はインスタレーションという簡易な形ながら、こうした新しい拡張する建築の在り方、価値化の可能性を、AR化という形で体験してもらえるようにしています。

※ LinkからWeb-ARをご利用いただけます。

Year: 2022

Category: unsorted

Status: Completed

Photo Credit: noiz

Link: unnamed AR

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