OPEN HUB Park

NTTコミュニケーションズ本社内に設けられた新しい共創スペース。
NTTグループ内外の組織・分野の垣根を超えた自由なコミュニケーションと柔軟な発想を促し、新しい事業コンセプトの創造と社会実装を目指す活動拠点となる。
リモートワークが一般化する中でリアルなワークスペースの意味が逆説的に問われている。ここではリアルとヴァーチャル、モノと情報、多様性と均質性、静と動、遊ぶことと働くこととなど、相反した概念・機能が有機的に共存する一つの生態系のような空間をつくることで、現実世界で人が集まること、仮想世界と共存する意味をあらためて考えるきっかけになることを企図した。

15m×85mの東西に延びる直交座標系で定義される既存のオフィス空間の中に、角度を45度ふったグリッドを重ね合わせてガラスパーティションによる諸室(会議室、スタジオ)を散りばめる。その残余としてのオープンスペースは、くびれた一つながりの空間ではあるが、多様な活動を誘発するため、カフェ、ライブラリ、ワークスペースの他に、目的を規定しない場(ランドスケープ、ハンモックの森)やデジタルエクスペリエンスのための様々な装置が有機的に織り込まれる。
さらにその静的な平面システムに、動的なチューリングパターンで色・素材分けされたパターンをオーバレイすることで、それぞれの場所が自律的に機能しながらも、空間全体としての視覚的連続性と一体性が生まれることを意図した。実際の見え隠れと、ガラスの反射や屈折という光学効果、またスケール感のゆらぎをもたらすチューリングパターンが複雑にまじりあうことで、実際にこの場にこないと体験できない重層的な空間の奥行感が生み出される。
また、反射・透明性のあるガラスや鏡面・金属とは対比的に生の素材感のある足場板、リサイクルボードといった材料を積極的に使用し、情報と対となるモノへの意識を顕在化させる。

ゲストを迎え入れるインタラクティブのディスプレイとしてのモノリス、データの可視化する3x10mの巨大なLEDモニター、リモートとリアルな場を結びつけるロボットビジター、等身大の移動型ディスプレイなどパーク内には様々なデジタルエクスペリエンスが仕込まれ、空間概念の拡張と、コミュニケーションのありかたの再定義を促す。

Year: 2022

Category: interior

Status: Completed

Location: Tokyo, Japan

Collaborator: Digital Experience: whatever / Graphic Design: Ken OKAMOTO

Photo Credit: Yasuhiro Takagi

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